Karmada
v1.17.5Orchestration & ManagementKarmada v1.17.5は複数の機能強化とセキュリティ向上を伴う集約リリースで、v1.17.0での大型フィーチャー追加(ワークロード親和性・反親和性スケジューリング、ControllerPriorityQueueのBeta昇格)と複数のパッチリリース(v1.17.1~5)での修正・依存関係更新を含みます。複数の非推奨フラグ・フィールドの削除予定、メトリクス意味論の変更、新規フィーチャーゲートの導入が実装されています。
breakinginit コマンドの`--etcd-init-image`フラグを削除
v1.17.0で`init`コマンドの非推奨フラグ`--etcd-init-image`が削除されました。このフラグを使用している場合は、Karmada初期化の設定を修正する必要があります。
breaking`--cluster-lease-duration`と`--cluster-lease-renew-interval-fraction`フラグの非推奨化
フラグ`--cluster-lease-duration`と`--cluster-lease-renew-interval-fraction`はv1.17.0で非推奨になり、将来のリリースで削除される予定です。これらのフラグを使用している場合は、今後のアップグレードに向けて削除を計画してください。
breakingKarmada初期化設定の`Etcd.Local.InitImage`フィールド非推奨化
Karmada初期化設定の`Etcd.Local.InitImage`フィールドはv1.17.0で非推奨になり、将来のバージョンで削除される予定です。このフィールドを使用している場合は、代替方法への移行を計画してください。
enhancementメトリクス`work_sync_workload_duration_seconds`の意味論変更
メトリクス`work_sync_workload_duration_seconds`はKubernetes 409競合エラーを再試行フェーズと区別することで、利用可能性の正確さが改善されました。競合による再試行は障害としてカウントされなくなるため、アラート設定によっては誤検知が減少する可能性があります。
主な変更 (8)
- 非推奨フラグ`--etcd-init-image`をv1.17.0で削除
- フラグ`--cluster-lease-duration`と`--cluster-lease-renew-interval-fraction`を非推奨化(将来のリリースで削除予定)
- 設定フィールド`Etcd.Local.InitImage`を非推奨化(将来のバージョンで削除予定)
- メトリクス`work_sync_workload_duration_seconds`がKubernetes 409競合を障害としてカウントしないよう変更
- ワークロード親和性・反親和性スケジューリングを導入(PropagationPolicyの`workloadAffinity`フィールド経由、デフォルトは無効)
- ControllerPriorityQueueをBetaに昇格、デフォルト有効化(コントローラー再起動時のダウンタイム削減)
- dependencies-distributor コントローラーを最適化、大規模環境(30,000ワークロード)でコントローラー起動時間を20分以上から約5分に短縮
- kube-apiserver/kube-controller-manager デフォルトイメージをv1.34.1からv1.35.2に、ETCDイメージを3.6.0-0から3.6.6-0に更新、Alpine基盤イメージを順次更新(3.23.3 → 3.23.4 → 3.24.1)
対応が必要なリリースが出たときに、週次メールでお知らせします。 今回の破壊的変更も、その一例です。