# cert-manager v1.21.2

> Security · 2026-09-11

正確性とデータ露出の修正を中心とした保守リリースです。セキュリティ修正を含む依存関係の更新と、名前空間付き Vault 認証の既定動作の見直しも含まれます。

## 要対応
- **[security]** ACME サーバーレスポンスボディの上限設定
  - ACME サーバーのレスポンスボディを 16 MiB までに制限し、上限のないボディによるサービス拒否を防ぎます。
- **[security]** HTTP-01 セルフチェックでのレスポンス内容の非開示
  - ACME HTTP-01 のセルフチェックで取得したレスポンスボディを `Challenge.status.reason` に反映しなくなりました。リダイレクト先から取得した内部レスポンスの内容が開示されることを防ぎます。
- **[security]** `Go` 1.26.6 への更新
  - `Go` を 1.26.6 に更新しました。`go` コマンドと、`crypto/tls`、`encoding/asn1`、`encoding/xml`、`html/template`、`net`、`net/http`、`net/url` パッケージに含まれるセキュリティ修正が反映されています。
- **[security]** `google.golang.org/grpc` v1.83.2 への更新
  - `google.golang.org/grpc` を v1.83.2 に更新し、報告されていたセキュリティ脆弱性を修正しました。
- **[security]** `golang.org/x/crypto` v0.56.0 への更新
  - `golang.org/x/crypto` を v0.56.0 に更新し、報告されていたセキュリティ脆弱性を修正しました。
- **[breaking]** 変換後リクエストへの検証適用
  - 適用対象はリリースノートに明記されていません。
  - `AdmissionReview` では、v1 以外の API バージョンから変換された同等のリクエストにも検証を適用します。これまで検証を回避できたリクエストが対象になります。

## 影響確認
- **[breaking]** 名前空間付き Vault AWS IAM 認証の既定動作変更
  - 名前空間付きの `Issuer` で Vault AWS IAM 認証を使用している場合に適用されます。
  - 名前空間付きの `Issuer` で Vault AWS IAM 認証を使う場合、`vault` issuer は cert-manager controller の環境依存 AWS 認証情報を使って Vault に認証しなくなりました。`--issuer-ambient-credentials` で明示的に有効化した場合は除きます。

## その他の記録された変更
- 12 (defect_corrected 11, value_changed 1)

[分析の詳細](https://ratatosk.io/ja/releases/cert-manager/v1.21.2)

[元のリリースノート](https://github.com/cert-manager/cert-manager/releases/tag/v1.21.2)
